将来へ。今から伝える事・・・

コラム2018.02.06

芸能界、有名人が覚せい剤所持・使用などといった報道が頻繁になされていますが、覚せい剤とは、一体どのようなものなのでしょう。  覚せい剤という名称は元々は「除倦覚醒剤」という名称で発売されていたものが略されたものです。この「除倦覚醒剤」という言葉戦前戦中のヒロポン(当時の大日本製薬の商標)などの雑誌広告に見受けられました。当時は疲労倦怠を回復させ、眠気を覚ますための薬として、ごく普通に市販の薬局で販売されていました。

一般に覚せい剤といった場合メタンフェタミンを指すことが多く、この薬は今でも喘息の治療薬として広く使用されているエフェドリンから日本の薬学者、長井長義博士によって明治26年に作られました。日本では1941年頃から市販され、当時は覚せい剤の怖さ(中毒性や精神障害など)は知られておらず、軍は生産性を上げるべく軍需工場の作業員に配布したり、夜間の監視任務を負った戦闘員や夜間戦闘機の搭乗員に視力向上用として配布していました。。

その頃は内服薬配合量も一錠中1mgだったので深刻な被害は出ませんでした。ところが戦後敗戦の混乱した時期で足助の希望が見いだせない世相に向いていたせいか、単なる薬というより嗜好品として大流行し、そのうちより効き目の強い注射薬が発売され大流行となり、中毒者が大量に増加しました。

日本で覚せい剤のリスクが認識されたのは昭和22年に入ってからでした。その後、昭和25年に薬事法で劇薬に指定され、その翌年には「覚せい剤取締法」が施行され現在に至っています。

このような歴史があるにもかかわらず、覚せい剤使用者は後を絶つことなく広がっています。なぜ覚せい剤はダメなのかということを、今後の日本を担う若者たちに教育の観点から伝えていくべきではないでしょうか。